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毛ガニのおいしい食べ方と特徴

毛ガニはその名の通り全身を短い剛毛に覆われた姿が特徴のカニです。広い地域に生息し、年間を通じて獲れるため、手に入りやすく値段も手ごろで、高級品のイメージの強いカニの中では比較的身近な存在と言えます。

毛ガニの特徴

毛ガニは全身を硬くて短い剛毛に覆われており、これが名前の由来となっています。日本では元々肥料として利用されており、食べるようになったのは昭和初期に缶詰として利用されるようになったのが始まりという、食用としての歴史は比較的新しいカニです。太平洋岸からアラスカ沿岸まで広く分布し、ほぼ一年中獲ることが出来ること、また小型であることから漁期が厳しく制限される大型のズワイガニやタラバガニよりも比較的安価で手の届きやすいカニです。しかし、繁殖力が低いことに加えて日本では漁獲対象となるのがオスだけであるため、近年は雌雄比のバランスが崩れていることが問題となっているようです。

毛ガニの食べ方

毛ガニは体が小さく食べられる部分は少ないものの、その分甘み、旨みが凝縮されてたいへんおいしいカニです。また、体に対してカニミソの量が多いのも特徴です。毛ガニのハニミソは非常にクリーミーで濃厚なウニのような風味があり、中にはカニミソ目当てで毛ガニを購入する熱烈なファンもいるようです。他のカニと同じく茹でガニや焼きガニとして食べる他、缶詰の材料にもなり、ほぐした身は様々な料理に使うことが出来ます。毛ガニは傷みやすいため、通販などで販売されているものは茹でた後冷凍されていることが多いです。茹でた毛ガニは三杯酢などをつけて食べるのが一般的です。

殻を剥く時は、尖った毛で怪我をしないように軍手を使用するのがおすすめです。小さすぎて身を取り出すのが大変な時は、そのまま鍋や味噌汁の具にすると旨みたっぷりのカニ出汁の風味が楽しめます。ただし、カニミソは最初から鍋に入れてしまうと溶けてしまって本来の味を楽しむことが出来なくなります。カニミソが好きな人はミソだけ除けて別に食べる、カニミソが苦手な人は鍋に入れてクセを少なくするなど調理法を分けるとよいでしょう。

カニミソのさらに通な楽しみ方

とにかく濃厚でおいしいと評判の毛ガニのカニミソには、様々な楽しみ方があります。まずはシンプルにそのまま食べて素材の味を楽しんでも良いですし、甲羅の上でほぐした身と混ぜるとカニミソのクセが苦手という人でも食べやすくなります。おしゃれな洋風味が好きという人にはパスタソースを作るのがおすすめ。パスタソースにした場合は食べた後にお皿に残ったソースをパンで拭うと最後の一滴まで余すことなく味わうことが出来ます。なお、カニミソは時間が経つと変色し、苦くなってしまうのでなるべく新鮮なうちに使うようにしましょう。もっと大人向けの渋い味が好みの人には、カニミソを食べきった後の甲羅を使った甲羅酒。甲羅を炙って水分を飛ばし、お酒を入れて温めるとカニの香ばしさがついて通にはたまらない味になります。この時使うお酒は熱燗に適した銘柄を選ぶとさらにおいしく出来ますよ。

訳ありカニはお得!?訳ありカニ通販が激安な理由とは

ネット通販などで身近になったとはいっても、やはりまだまだ高級品で気軽に手を出すのは難しいカニ。そんなカニをおトクに買う方法として一番代表的なのが、「訳あり品」です。訳あり品の上手な選び方を学んで、おいしいカニを安く手に入れましょう!

「訳あり品」が生まれる理由

洋服やバッグ、家具などを購入する時に「アウトレット」という言葉を聞いたことがはありませんか?ほんのちょっとした汚れやキズ、縫製のミスなどがあるものの使用上はまったく問題ない商品のことで、普通よりもかなり安く買うことが出来ます。カニの「訳あり品」もこれと同じで、生育途中あるいは輸送中に脚が折れたり、甲羅に汚れやキズ、カニビルの付着などがあると、たとえ味には変わりがなくても値段が下がります。こうした見栄えの悪いカニは、贈答品や高級な料理店で出すには向かないので通常は加工品に回されることが多いのですが、これを安く仕入れて家庭用にお買い得な値段で販売しているのが訳あり品となるのです。

漁師、業者、購入者、みんなに嬉しい訳あり品

カニの訳あり品とは、脚が折れていたり甲羅にキズや汚れ、カニビルの付着があるなど見た目に問題があり、通常なら加工品にするべきカニを安く仕入れたもの、というのは先に説明した通りです。しかし、見栄えが悪くて贈答品などには向かなくても、自宅で消費するだけならカニの見た目はそう重要な問題ではありません。味がよく、なおかつ普通よりも安く買えるなら欲しいという需要はたくさんあります。そこに目をつけて生まれたのが訳あり品なのです。また、訳あり品となる脚折れや甲羅キズのあるカニは漁をするとある程度の割合で必ず混ざってくるため、業者が問屋などを通さず漁師から直接買い付けるケースもあります。

中間業者を挟まないことでマージンをとられない分安く仕入れ、消費者にも安く販売することが出来るのです。さらにこれを通販で売る場合となると、実店舗と違って人件費が少なくてすむので、ますます安くなります。漁師はキズもののカニを大量にさばくことが出来、業者は商品を安価で仕入れることが出来、購入者はおいしいカニを安価で購入することが出来る。訳あり品のカニは「三方一両得」な存在と言えるでしょう。

悪質業者に騙されないためには

ここまで、訳あり品のカニはあくまでも見た目が悪いだけで品質には問題ないという前提で紹介してきました。しかし、それはあくまでも普通の業者の場合。中には「訳あり」の理由をあえて記載せず、身が痩せて品質の悪いカニや長期保存で劣化したカニを販売している悪質な業者が紛れていることもあります。訳あり品を購入する時には販売ページを隅々までよく確認し、きちんとした業者であり商品であるかを見極めることが肝心です。信頼のおける業者かどうかの判断材料になるのは、まずそれまでの実績です。

どのくらいの年数運営しているのか、購入者のレビューは高評価であるかなど、同じ業者について複数の通販サイトを見て調べてみるとよいでしょう。問い合わせ先が明記されているかどうかも重要なポイントです。悪質な業者の場合は業者名をネット検索すると、消費者センターなどが発表した注意喚起の情報が見つかることもあります。安くておいしいカニを購入するつもりが値段なりの価値すらない外れガニを掴まされてしまった…などということにならないように、訳あり品を購入する時は事前の下調べを怠らないようにしましょう。

カニ通販で事前に知っておくべき5つのポイント

カニを店頭ではなく通販で購入することの利点は、珍しい種類のカニや、活ガニからボイルして冷凍したもの、剥き身のものなど様々なタイプの商品を選べることです。しかし、逆に現物を見て吟味することが出来ないのがデメリットです。中には悪質な業者もあるので騙されないよう気をつける必要があります。

業者選びで失敗しないためには

通販でカニを購入する際は、値段だけで決めないことです。あまりに安すぎる場合、いわゆる安かろう悪かろうで品質の低い商品が届く可能性があります。優良な業者を選ぶためには、その業者のこれまでの実績をチェックしましょう。たとえば、口コミ評価の点数やリピーターの多さなどである程度判断することが出来ます。また、業者が存続するためには顧客の信頼を得る必要があるため、運営年数の長い業者であればそれは顧客に支持され続けているということの証拠であり、一定の信頼は担保されていると言えるでしょう。また、ネット上だけでなく実店舗を持つ業者であればさらに安心です。

注意事項は見逃さない

カニを通販で購入する際は、必ず注意事項をきちんと読みましょう。カニの販売ページには、着日指定が出来るかどうか、量目はどのくらいか、カニはどのような状態(活ガニ、生、冷凍など)とどのような梱包で届き、届いたらどのように管理すればよいかなど、間違いなく受け取りおいしく食べるために必要な様々な情報が書かれているはずです。こうした情報をきちんと把握することが通販のトラブル回避にもなり、また詳しい情報が記載されていることが業者の親切さ、信頼感を判断する一助になります。

目当てのカニを手に入れるにはシーズンも大切

日本の漁業では資源保護などの目的から漁期というものが決まっており、一年中獲ってもよいものもあれば、特定のシーズンしか獲ってはいけないものもあります。カニも例外ではありません。たとえばズワイガニの漁期は東北では10~5月、西日本ではオスが11~3月、メスが11~1月、北海道では3~5月です。タラバガニの漁期は北海道では1~5月、日本のその他の地域では秋、ロシアやアラスカでは11~3月が旬と言われます。北海道名物の花咲ガニは釧路で3~7月、根室で7~9月が漁期となっています。

毛蟹はこれらのカニと違い、一年中どこかで獲られていますが、旬と言えるのは冬です。このようにカニの種類や漁獲地によって獲れる時期や旬は異なります。旬を逃せば希望の産地のものが購入出来なかったり、活ガニが欲しいのもボイル冷凍のものしか売っていないなどということになってしまいます。そのため「どうしても××産の○○ガニを出来るだけ新鮮な状態で食べたい」などの希望がある場合は、カニの漁期をしっかりチェックしておきましょう。

訳あり品にはご用心

高級品であるカニを安く買える「訳あり品」。思わず飛びつきたくなりますが、注文する前に理由をチェックしないといざ届いてがっかりすることになる可能性もあります。たとえば、訳あり品でも脚が折れたり甲羅にキズがついたなど、品質には問題ないのに外見上の理由で正規のルートからはねられたものなどはまさにお買い得と言えます。こうした場合は、訳あり品となった理由もきちんと記載されています。しかし、問題は「訳あり品」としか書いていない商品です。

長期在庫の売れ残りや、身が痩せていてスカスカなど品質の劣化しているもの、普通なら販売に値しないようなものを送ってくる悪質な業者もあります。そのため、訳あり品を購入する時には、まず訳ありの「訳」が説明されているか、業者自体の評価が高く信頼に足るかを必ず確認する必要があります。

贈答品と自宅用は区別する

贈答品としても重宝されるカニ。しかし、贈答品の場合は相手に失礼がないように、品質だけでなく見た目もきれなものを選ぶ必要があります。自宅用であったり親しい友人に分けるのであれば、お得に買える訳あり品を選択するのもありですが、目上の人に宛てて贈る時は、見た目に問題のあるものを選ぶのは論外です。また、きちんとした贈答品には相手への敬意を分かりやすい形で示す一つの方法として、「越前ガニ」「松葉ガニ」「香住ガニ」などブランド名のついたカニを選ぶのもおすすめです。

花咲ガニのおいしい食べ方と特徴

花咲ガニという名前を聞いたことはありますか?もしかしたら、今初めて知ったという人もいるかもしれません。花咲ガニは限られた地域でしか獲れず、漁獲量も少ないため知る人ぞ知る存在のカニです。

北海道の観光資源、花咲ガニ

花咲ガニはオホーツク海や根室、釧路周辺の海に生息しています。北海道以北の狭い地域でしか獲れないため、道民以外への知名度は低く通しか知らない存在でしたが、近年はその味の良さから旅番組やガイドブックなどで紹介されるようになり、北海道観光の目玉の一つとして人気が急上昇中です。

花咲ガニの特徴

花咲ガニの特徴は、ずんぐりした体型と全身を覆う長い棘です。名前の由来は、茹でると体色が鮮やかな赤に変化するからとも、国内の主要な水揚げ場所である花咲港からとも言われています。国内での漁期は根室では7~9月、釧路で3月~7月の春から秋にかけてとなっており、それ以外の時期はロシア産のものが出回ります。ちなみに花咲ガニは、タラバガニと同じく「カニ」という名前の「ヤドカリ」の仲間です。大きな甲羅や太い脚は、タラバガニにも共通するヤドカリの特徴なのです。

おすすめの食べ方

花咲ガニはこくのある濃厚な味が特徴です。一般的には非常においしいとされていますが、やや好みの分かれるところもあり、淡泊な味を好む人には花咲ガニよりもタラバガニの方がよいと評価されることもあるようです。また、オスとメスでは身はオスの方が旨みが強く、メスは身の味はオスよりも劣るものの卵が珍味として重用されています。購入する際は身を楽しむか、卵を楽しむかの目的に合わせて雌雄を選ぶとよいでしょう。

花咲ガニの最も一般的な食べ方は、他のカニと同じく茹でガニです。ボイル済のものが冷凍で売られていることも多く、そうした商品は解凍するだけで食べることが出来て便利です。なお、解凍の際には旨みが逃げないよう必ず冷蔵庫でゆっくりと解凍し、ミソの流出を防ぐため、腹が上に来るように仰向けにして置くようにしましょう。主要な水揚げ地である根室には、花咲ガニを使った「鉄砲汁」という郷土料理もあります。ぶつ切りにした花咲ガニの脚を殻で出汁をとった味噌汁に入れたもので、カニの身の甘さと濃厚な出汁を同時に味わうことが出来るカニ好きにはたまらない調理法です。鉄砲汁という変わった名前の由来は、箸でカニの脚をほじる様子が鉄砲の弾を込める姿、あるいは鉄砲の筒を掃除する姿に似ていることからと言われています。

同じヤドカリの仲間であるタラバガニのミソは食用に向きませんが、花咲ガニの場合はミソも食べることが出来ます。少しくせのある甘さで、スプーンなどですくってミソだけを味わってもよし、身と絡めて食べてもよし、さらに日本酒を加えて甲羅に入れて焼くという通の食べ方もあります。花咲ガニのミソはゆるいため、ミソを取り出す時には流れ出してしまわないよう注意してくださいね。いずれの調理法でも、花咲ガニのトゲは非常に硬いため、調理の際や食べる時には怪我をしないように気をつけましょう。

生食は出来る?

新鮮な生の花咲ガニであれば、刺身で食べることは可能です。入手するのは地元以外では比較的難しいですが、業者によっては通販が可能なこともあります。どうしても刺身など生で食べたい場合は、必ず生食可能の表記がある商品を選びましょう。それ以外は加熱調理が大原則です。

刺身にする場合は怪我を防ぐためなるべく軍手を使用し、ハサミなどを使って殻を剥きます。普通、カニの刺身は氷水にさらして身を引き締めることが多いですが、花咲ガニの場合は元々弾力が強いため、身を締めると固くなりすぎてしまう可能性があります。氷水で締めるかどうかは食べる人の好みによって判断するとよいでしょう。刺身は好みの調味料をつけてそのまま食べてもよいですし、カニしゃぶに使うことも出来ます。

タラバガニのおいしい食べ方と特徴

タラバガニは脚を広げると1メートルほどにもなる大型のカニで、北海道以北の寒い場所、ロシアやノルウェー、アラスカなどが主な産地です。日本で消費されるものは北海道の北に広がるオホーツク海で獲れたものが多いようです。脚が太く非常にボリュームがあるので、食べ応えを求める人におすすめのカニです。

実はカニではないタラバガニ

タラバガニは、カニとついていますが実は生物学上の分類はカニではなくヤドカリの仲間です。そのため、本物の「カニ」とは脚の数も異なり、一対のハサミと左右3本ずつの脚の計8本を持っています。ちなみにタラバガニという和名の由来は、生息場所がタラの漁場(鱈場:たらば)と重なり、タラが獲れる場所ではタラバガニもよく獲れることからです。本来はカニではないため生物学的には誤った呼称なのですが、古くから親しまれてきた名前ということでそのまま採用されたそうです。

タラバガニの特徴

タラバガニの特徴は、まずその大きさです。甲羅の直径は25センチ、脚を広げると1メートルを超えることもあり非常に食べ応えがあります。また、カニの中でも高級品として扱われ、例えばズワイガニと100グラム単位の値段を比べると2倍以上にもなることがあります。値段の高さに加えて大ぶりで食べやすいため、贈答品として好まれてます。味はズワイガニなどに比べるとやや大味で淡泊です。

タラバガニの調理法

タラバガニは生食も出来ますが、生のままでは繊維が噛み切りにくく旨みも薄ため、加熱調理する方が一般的です。調理法としては茹でガニや蒸しガニ、焼きガニ、カニしゃぶなど、様々な方法があります。しかし、タラバガニは上述した通り非常に大きく一般家庭で丸ごとのものを調理するのは難しいので、ボイル済のカニを冷凍したものを購入する人も多いようです。ボイル済みのものは殻ごと使用してカニ鍋にするとよい出汁が出ておいしく食べられます。ひと手間加えて殻を少しあぶってから入れると、香ばしくなってまた違った味わいが楽しめますよ。

ボイル済の身を使った調理のバリエーションとしては、鍋の他に三杯酢やポン酢をつけて食べたり、ほぐしたものをトマトソースと和えてパスタソースにする、チャーハンの具にする、殻といっしょに炊飯器で炊いてカニ飯にするなどといったものがあります。パスタソースやチャーハンを作る時には、さっと火を通す程度にしておくのがコツです。あまり熱を加えすぎると旨みが逃げてしまうので注意する必要があります。

タラバガニのミソは食べられる?

カニといえば、身だけではなく独特の風味のある濃厚なミソも大人の味として楽しむ人が多いですね。しかし、残念ながらタラバガニのミソはあまり食用には向いていません。その味は水っぽく、油分が多くて生臭いと言われます。しかも、加熱しても固まらないため、ボイル済のものなどを購入すると最初から取り除かれていることもあります。こんなところも本物のカニと、実際はヤドカリであるタラバガニとの違いかもしれません。

ズワイガニのおいしい食べ方と特徴

ズワイガニは日本近海に広く分布する大型のカニです。体は茹でるときれいな赤色になり、冬の味覚として高い人気を得ています。非常に美味であることでも知られ、甘みのある肉とこってりしたカニミソのどちらも楽しむことが出来ます。特定の地域で漁獲され一定の基準を満たしたものはブランド化され、松葉ガニや越前ガニなどの名前がつけられています。

日本近海で獲れるズワイガニ

大型の食用ガニはズワイガニ以外にもタラバガニや毛ガニがありますが、大多数がロシアなど日本よりも北に位置する寒い国で獲られるタラバガニに対し、ズワイガニは日本近海で獲ることが出来ます。そのため日本人に非常になじみ深く、各地でブランド化もされています。漁獲時期や水揚げ場所、大きさなど一定の規格を満たしたズワイガニには松葉ガニや越前ガニなどの名前が付けられます。特に有名なのはこの二つですが、他にも間人(たいざ)ガニや津居山ガニといったブランドがあり、どれも非常に美味しいと言われています。ただし、ブランド物のズワイガニはその分値段も高くなります。

ズワイガニの特徴

ズワイガニの脚は左右5本ずつの計10本です。ズワイガニの脚は細く、実は名前の由来もこの脚の細さからきているという説があります。ズワイガニを漢字で書くと「楚蟹」となり、「楚」とは細い木の枝を指す古語で「すわえ」と読み、これが訛って現在のズワイガニになったそうです。しかし、細いからといってあなどるなかれ、この脚にもカニの旨みがしっかり詰まっているのです。なお、一口でズワイガニと言っても「オオズワイガニ」「ベニズワイガニ」というよく似た近縁種が「ズワイガニ」を名乗っていることがあります。いずれも食用ですが、上述のブランド名が付くような正統なズワイガニは「本ズワイガニ」ですので、間違えないように気をつけましょう。

ズワイガニのおいしい食べ方

ズワイガニの最もオーソドックスな調理法は茹でガニです。注意したいのは、出来るだけ丸ごと茹でること。脚を切ると旨みが逃げてしまいます。カニが生きている(活ガニ)場合はいきなり鍋に放り込むと暴れて鍋が倒れることがあり危険です。また、カニの脚が折れてしまう可能性もあります。こうした事故を防ぐためには、茹でる前に真水につけてカニを弱らせる必要があります。カニが大人しくなったあ仰向けにし、脚を折りたたんで茹でていきます。加熱調理であれば茹でガニの他に蒸したり焼いたりしてもまた違った触感でおいしく食べられます。死んだカニでも冷凍していない新鮮なもの(生ガニ)であれば、刺身で食べることが出来ます。しかし、一度でも冷凍したものの場合は加熱調理が鉄則です。冷凍のカニは活きガニや生ガニと同様に茹でたりカニ鍋にしたりするとよいでしょう。ズワイガニの殻からは非常によい出汁が出るので、食べ終わったらシメにご飯を入れて雑炊にしたり、うどんを入れるともう一度楽しめます。

ズワイガニは、身だけではなくミソも味わうことが出来ます。カニミソはそのまま食べても、身と混ぜて一緒に食べてもよいですし、甲羅に乗せて香ばしくあぶればお酒の肴やご飯のお供にぴったりの甲羅焼きの出来あがりです。パスタソースの材料にしてカニミソパスタにすれば女性向けの一品にもなります。このように、身だけでなくミソや殻まで味わいつくせるのがズワイガニの醍醐味と言えるでしょう。

冷凍ズワイガニは解凍次第でおいしさが変わる

おいしいズワイガニを手頃な値段で気軽に手に入れるには、通販などを利用して冷凍のズワイガニを購入する方法が一番手っ取り早いでしょう。しかし、冷凍物の難しいところは、解凍方法を間違えると大幅に味が落ちてしまうということです。出来るだけ味を落とさず解凍するためには、室温での自然解凍やお湯、電子レンジなど高い温度での解凍は厳禁です。高温で急激に解凍するとカニの細胞が壊れ、旨み成分が流失してしまうのです。旨みを逃がさないためには、冷蔵庫でじっくりと解凍させることです。冷蔵庫での解凍の場合、完全に解凍するまでの所要時間はカニの大きさにもよりますが、およそ12~24時間見ておきましょう。

完全に解凍していない状態での調理も、おいしさが逃げる原因になるので余裕を持って解凍することが大切です。また、冷蔵庫で解凍する時のコツは、甲羅を下にして仰向けに置くことと、キッチンペーパーなどに包んだ上でビニール袋に入れることです。こうすると、カニミソの流出とカニの乾燥、さらに冷蔵庫への汚れや臭い移りを防ぐことが出来て一石三鳥です。業者によっては解凍のしかたの説明書きをつけてくれていることもあります。そうした場合は自己流で解凍せずに、カニのプロの説明に従って解凍しましょう。

お中元お歳暮に大人気!ギフト贈答で カニ が選ばれる理由

カニといえば冬のイメージが強い食材ですが、お中元のギフトとしても定番のアイテムの一つとなっています。高級感と食べ応えを兼ね備えており、自分ではなかなか買う機会のないカニは、たいへん喜ばれやすいためです。

カニは贈答品にぴったり

カニがお中元やお歳暮のギフトの定番になっている一番の理由は、高級品のイメージがあるということです。カニにも様々な種類がありますが、いずれもあまり普段の食卓に出ることはない高価な食材です。そのため、目上の人に贈る場合は相手への敬意を分かりやすく表すことが出来ますし、喜ばれやすいのです。もう一つの理由はいわゆる「消え物」であるということです。丸ごとのカニの場合は食べる際に殻を剥く必要はあるものの、鍋などにすれば調理自体は比較的手間が少なくて済みますし、家族で食べればすぐに消費出来ます。お酒や料理油などのように長期間場所をとることもありません。

家族の人数に応じて数や部位(殻を剥いた状態の脚だけのものなども販売されています)を調整することも可能ですし、仮にすぐには消費しきれなくても冷凍保存やご近所へのおすそ分けといった方法もあります。そのため、特に付き合いが広くお中元やお歳暮の時期にはギフトが集中してしまうお宅へ贈るには非常に適していると言えます。

カニを贈る際の注意点

お中元でカニを贈る際には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。地域によって差はありますが、一般にお中元は7月~8月に贈られることが多いです。この時期は夏休みシーズンということもあり、中には家族で長期間の旅行などに出かけるお宅もあることでしょう。そのため、不在で受け取ってもらえなかった、などということにならないように、事前に贈り先のお宅の予定を確認させてもらった方が無難です。また、カニを贈ることそのものが大丈夫か確認する必要があります。

家族に甲殻類アレルギーを持つ人がいる場合、丸ごとのカニだと捌けない場合、十分な大きさの鍋や蒸し器がなく調理出来ない、あるいは冷凍庫にカニを保管するのに十分なスペースがない場合などはかえって迷惑になってしまいます。こうした事態を避けるためには、やはりここでも「確認」が必要になります。ギフト用のカニを購入する前に、一言打診しておきましょう。ここでカニは大歓迎という答えが返ってきても、相手のお宅に自分で殻を剥くのが難しい幼児やお年寄りがいる場合などには食べやすい剥き身のカニにするなど、ちょっとした気遣いが大切です。

真心が伝わるカニの贈り方

カニは歓迎されやすいギフトではありますが、そのためには事前の準備や確認が不可欠です。準備段階でのリサーチやアプローチ次第で、より喜んでもらえたり親しくなれるきっかけになるかもしれません。たとえば、上述のアレルギーの有無や、家族構成、休み中の予定から会話が広がることもあるでしょう。お中元やお歳暮はただモノを贈るだけの形式的なものになりがちですが、本来は感謝の気持ちや真心を伝えあう温かいコミュニケーションの手段であるべきです。普段からお世話になっている目上の人だけでなく、しばらく顔を見ていない友人に贈って旧交を温め合ったり、なかなか帰省出来ない実家にメッセージをつけて贈るのもよいですね。今度のお中元は、美味しいカニを贈って大切な人を笑顔にしてあげてはいかがでしょう。

カニをお正月に食べたい!ベストな注文時期を教えます。

お正月に家族や親戚が集まると、おせちの他にもちょっとぜいたくな食材を用意するご家庭も多いことでしょう。中でも人気なのがカニ。奮発した感がありますし、茹でるときれいな赤色になってお正月のおめでたさを引き立たせてくれます。しかし、年末年始は注文が殺到しやすいため、良い商品をスムーズに手に入れるためには早目の注文を心がけることが必要です。

年末年始は業者が混み合う!

お正月食材として人気なだけあって、年末年始はカニを扱う業者に注文が殺到しやすくなっています。業者も注文数の増加を見越して普段より多く仕入れてはいますが、それでも人気の高い商品の場合は売り切れが発生してしまうこともあります。また、漁獲量が気候などに左右されやすいため、不漁の場合には入荷自体が十分に出来ない可能性もあります。それだけではなく、中小規模の業者の場合はあまりにたくさんの注文はさばけないため、締切を早めに設定していることもあります。

あの業者からカニを買いたかったのに気がついたら注文の締め切りが過ぎてしまっていた…、まだ大丈夫とたかをくくっていたら品切れになってしまっていた…など、お正月早々悲しい思いをする羽目にならないためには、しっかりと目当ての業者の注文締め切り日を把握し、早目早目の行動をすることが大切です。

注文日と発送日のズレに注意

カニの販売業者の中にも、年末年始に休みをとるところもあれば、年末年始でも営業しているところもあります。それなら、年が明けてから注文しても大丈夫ではないか?と思ってはいけません。営業しているとはいっても、注文受け付けや問い合わせへの対応はしていても、発送は即日ではなく三が日が過ぎてからなどになるケースが多く、必要な日までに届かない可能性も十分に考えられるためです。注文の際には、いつ頼めばいつ届くのかをしっかりチェックすることです。もし明記がない場合は、大丈夫だろうと軽く考えるのではなく、メールや電話で問い合わせをするようにしましょう。また、土日を挟む場合も発送が週明けになることがあるので注意が必要です。

業者選択の際は地域もチェック!

注文から到着までなるべく短い時間でスムーズに済ませたいのであれば、注文先の業者がどの地域にあるのかも大事なチェックポイントになります。当たり前ですが、自宅から遠い地方の業者に頼めばその分到着は遅くなります。そして、注文から到着希望日までの時間が短ければ近い地方の業者にしか頼めない=その分選択肢が狭まるということです。たとえば北海道の業者から届けてもらう場合、本州でも南に行くほど到着日は遅くなりますし、四国九州沖縄などになるとさらに時間がかかります。

また、通常カニは冷凍で届くため、カニを食べる前に冷蔵庫で解凍することを考えると、出来れば食べるその日に到着するのではなく一日程度の余裕も考えて到着日を指定しなければなりません。ただでさえ年末年始は荷物の増加や交通渋滞による遅配が発生しがちです。どの地域の業者に何日までに注文すれば希望通りに届くか綿密に計算する必要があるでしょう。

まとめ

お正月にカニを食べたいなら、とにかく早目の行動が必須です。目当ての業者がある場合は、必ず注文締切日を確認し、ある程度の余裕をもって到着日を指定しましょう。また、早目の業者チェックをすればその分多くの業者を比較出来たり、早割でおトクに購入できることもありますよ。

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