タラバガニのおいしい食べ方と特徴

タラバガニは脚を広げると1メートルほどにもなる大型のカニで、北海道以北の寒い場所、ロシアやノルウェー、アラスカなどが主な産地です。日本で消費されるものは北海道の北に広がるオホーツク海で獲れたものが多いようです。脚が太く非常にボリュームがあるので、食べ応えを求める人におすすめのカニです。

実はカニではないタラバガニ

タラバガニは、カニとついていますが実は生物学上の分類はカニではなくヤドカリの仲間です。そのため、本物の「カニ」とは脚の数も異なり、一対のハサミと左右3本ずつの脚の計8本を持っています。ちなみにタラバガニという和名の由来は、生息場所がタラの漁場(鱈場:たらば)と重なり、タラが獲れる場所ではタラバガニもよく獲れることからです。本来はカニではないため生物学的には誤った呼称なのですが、古くから親しまれてきた名前ということでそのまま採用されたそうです。

タラバガニの特徴

タラバガニの特徴は、まずその大きさです。甲羅の直径は25センチ、脚を広げると1メートルを超えることもあり非常に食べ応えがあります。また、カニの中でも高級品として扱われ、例えばズワイガニと100グラム単位の値段を比べると2倍以上にもなることがあります。値段の高さに加えて大ぶりで食べやすいため、贈答品として好まれてます。味はズワイガニなどに比べるとやや大味で淡泊です。

タラバガニの調理法

タラバガニは生食も出来ますが、生のままでは繊維が噛み切りにくく旨みも薄ため、加熱調理する方が一般的です。調理法としては茹でガニや蒸しガニ、焼きガニ、カニしゃぶなど、様々な方法があります。しかし、タラバガニは上述した通り非常に大きく一般家庭で丸ごとのものを調理するのは難しいので、ボイル済のカニを冷凍したものを購入する人も多いようです。ボイル済みのものは殻ごと使用してカニ鍋にするとよい出汁が出ておいしく食べられます。ひと手間加えて殻を少しあぶってから入れると、香ばしくなってまた違った味わいが楽しめますよ。

ボイル済の身を使った調理のバリエーションとしては、鍋の他に三杯酢やポン酢をつけて食べたり、ほぐしたものをトマトソースと和えてパスタソースにする、チャーハンの具にする、殻といっしょに炊飯器で炊いてカニ飯にするなどといったものがあります。パスタソースやチャーハンを作る時には、さっと火を通す程度にしておくのがコツです。あまり熱を加えすぎると旨みが逃げてしまうので注意する必要があります。

タラバガニのミソは食べられる?

カニといえば、身だけではなく独特の風味のある濃厚なミソも大人の味として楽しむ人が多いですね。しかし、残念ながらタラバガニのミソはあまり食用には向いていません。その味は水っぽく、油分が多くて生臭いと言われます。しかも、加熱しても固まらないため、ボイル済のものなどを購入すると最初から取り除かれていることもあります。こんなところも本物のカニと、実際はヤドカリであるタラバガニとの違いかもしれません。

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